関係者各位・関係者外秘

楽曲「時を紡ぐ奇跡」に関して

菱田博俊
(対一般)grosshundi13@yahoo.co.jp
(対研究室内)at13307@ns.kogakuin.ac.jp


1.著作権に関する注意事項

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菱田博俊 令和5年5月29日


2.楽曲の音楽療法学的解説

 この曲は、歌唱を電子女声音に換えているデモ演奏の段階において、以下の特性を調べられるべきです。

スペクトル特性解釈備考
エネルギーLv.   
ピークf  
1/f特性   

 感覚的には、高揚する音楽で、既にSMB指数が0近傍以上の場合により+になる音楽で、危険である可能性がある。

《課題》??


3.楽曲製作の経緯

 この楽曲は、鎮静化を念頭に置かずに盛り上がりを意識した楽曲として、意図的に製作された。この楽曲には顕著な高揚効果があり、本サイトにおいては「我らHHF飛行隊」、「私魔女だから」等と同様の処方をされるべきものと捉える。
 この楽曲の製作過程において、作詞と作曲は並走された。この結果、詞に曲を付けた箇所と曲に詞を付けた箇所の両方が存在する。他方、それゆえに全面的に詞に曲を付けた楽曲と本質的に何かが違うと言う事実は、現時点では証明されていない。
 1番と2番は完全な対で、いずれも、冒頭で大切な財宝が仄めかされ、次に財宝を仲間と共に入手する苦労を説明し、見つけた後の違和感へと続く。この心情変化に合わせて、曲も忙しく転調する。3番では若干異なる情景描写をするも、基本的には1番、2番と同一の流れを汲む。
 この曲は3番歌唱形式になっており、1番、2番、3番がそれぞれ異なる物語「誰が為に鐘は鳴る」、「黄金の海原」、「地獄の世直し教団」に対応させた、同一の曲に異なる詞を当てた別の楽曲(物語のEDを想定した)にもなり得る様に構想された。3物語の概要が既にできていた為に、この様な特殊な楽曲計画が成立した。歌唱3番を連続して演奏した後には、終結部がある。1番、2番、3番のそれぞれでにおける違和感の正体は、財宝より大切な物を見落としているのではないかと言う疑念であり、例えば過去に遡り事件を起こらない様にできなかったのだろうかと言う想いが告げられている。しかし、終結部ではそれを否定して、奇跡は事件を通しての出会いそのものだったと結論付ける。ある意味、ベートーヴェンの第九交響曲の4楽章構成を意識したとも言える。
 1番、2番、3番はそれぞれの物語のヒロインが歌唱する前提となっている。物語上は、その3人は後に少女探偵団の副団長となり、この楽曲はその少女探偵団の団歌になる。
 各番後半や終結部の盛り上がりは激しく、これと転調を合わせると始終落ち着かない。唯一落ち着く間奏部でも、結局は盛り上がる。作詞と作曲が並走されたがゆえに、曲の盛り上がりに対して歌詞の影響は小さくないと思われる。歌唱ありとなしでのこの楽曲の処方楽曲としての使い方は、少なからず異なるものと想像される。いずれにしても、この楽曲は顕著に盛り上がる「危険な」楽曲と言える。本当の肉声で歌唱した際には、ボーカロイドの音声では想像できない高揚感が生まれるかもしれない。

Sai.Y・花音 令和7年5月9日


4.楽曲の音楽的解説

 この曲自体は、以下の特性を持つ。本来物語の中に位置する歌唱曲で、盛り上がりが激しく他の音楽とは趣が異なる為に、楽曲ができた後に本サイトへの無償提供が決定された。
 4拍の基本リズムの中に、多様な複雑なリズムが混在する。速さは2拍で心臓1拍分より遅い。

曲 名:時を紡ぐ奇跡 Miracle which Weaves Time
副 題:「誰が為に鐘は鳴る」、「黄金の海原」、「地獄の世直し教団」の主題歌、少女探偵団の主題歌。
作 詞:Sai Y.(第一版:令和7年5月5日)
作 曲:花音(第一版:令和7年5月6日)
形 態:3人の女声を管弦楽バンドが伴奏する・・・譜中、百合江、鋭利子、静香の名で歌唱分担明記。
編 成:3名の女声+木管3部(Fl、Ob、Cl)、金管3部(Tp、Hn、Tb)、Hp、PF、DS、弦楽五部。
形 式:3番+終結部の歌唱形式。
構 成:歌唱部は基本的には1番から3番まで同一(詳細は3章参照)で、番間の間奏が全て異なる。終結部では3人一緒に歌唱、掛け合いあり。歌唱は前半と後半(A-A'-B-C)に分かれ、その間には本当の主題とも言える管弦楽による副題がある。

序奏部 変ロ長調 4/4 Andante cantabile 1201小節目(1小節)
1番歌唱部前半 変ホ長調 4/4 Andante cantabile 120  2〜8小節目(7小節)
歌唱部内間奏部 ニ長調 〜 変ホ長調 4/4 Allegro con brio 132  9〜18小節目(10小節)主題の一つ。1番弱起部込。
1番歌唱部後半 変ホ長調 〜 へ短調 〜 変ロ長調 4/4 Allegro con brio 132  19〜64小節目(46小節)3部自由形式。
小間奏部 変ロ長調 4/4 Allegro con brio 132 rit. 65〜66小節目(2小節)
2番歌唱部前半 変ホ長調 4/4 Andante cantabile 120 67〜73小節目(7小節)
歌唱部内間奏部 ニ長調 〜 変ホ長調 4/4 Allegro con brio 132 74〜83小節目(10小節)主題の一つ。1番弱起部込。
2番歌唱部後半 変ホ長調 〜 へ短調 〜 変ロ長調 4/4 Allegro con brio 132 84〜129小節目(46小節)3部自由形式。
大間奏部 変ロ長調 4/4 Allegro con brio 132 130〜165小節目(36小節)主題の一つ。
3番歌唱部前半 変ホ長調 4/4 Andante cantabile 120 166〜172小節目(7小節)
歌唱部内間奏部 ニ長調 〜 変ホ長調 4/4 Allegro con brio 132 173〜182小節目(10小節)主題の一つ。1番弱起部込。
3番歌唱部後半 変ホ長調 〜 へ短調 〜 変ロ長調 4/4 Allegro con brio 132 183〜228小節目(46小節)3部自由形式。
間奏部 変ロ長調 4/4 Allegro con brio 132 rit. 229〜243小節目(15小節)
歌唱部提示部 変ホ長調 4/4 Andante cantabile 104 244〜250小節目(7小節)
歌唱部展開部 ヘ長調 4/4 Allegro con brio 132 251〜261小節目(11小節)終結部弱起部込。
歌唱部終結部 変ロ長調 4/4 Allegro con brio 132 262〜295小節目(34小節)最後2小節重なり。
歌唱部内間奏部 変ロ長調 〜 ロ長調 4/4 Allegro con brio 132 294〜303小節目(10小節)最初2小節重なり。主題の一つ。
歌唱終結部 変ロ長調 4/4 Allegro con brio 132 304〜313小節目(10小節)

花音 令7年5月11日


5.歌唱や演奏を録音して頂ける方へ

Studio RAI

《募集中》歌唱(1名からバラ参加OK)、電気合奏部分の合奏または、各楽器の演奏(合奏の必要はありません)。

 最終的には、歌唱は以下に示す歌唱旋律なしカラオケの正式版に上乗せ編集され、また、器楽演奏はデモ音源と置き換えてその正式版の音の一部となります。以下のお好きな音源をヘッドフォンやイヤフォンで聞きながら、歌唱や演奏をそれに合わせて行い、歌唱や演奏のみをWAVE形式で録音してお送り下さい。
 最も良いと思われるWAVEデータだけをお送り頂いても良いですし、ご自身でどれが良いかを決められない場合には(曲全体または曲の一部について)複数WAVEデータをお送り頂いても構いません。一気通貫での録音ができなければ、細切れ録音して頂ければ結構です。いずれにしても、こちらで最善の音を選択させて頂き、必要に応じて継ぎ接ぎ編集させて頂きます。
 楽譜を参照されず、歌詞カードのみを見て歌唱される際の注意事項を列挙します。伸ばす発音は、歌詞カードには書かれていないので、できれば楽譜で確認して下さい。歌詞カードにおいて行間が開いている箇所は、録音を一旦切っても差し支えない箇所です。

音域3歌唱共B3〜F5(MIDI音程番号)
歌唱旋律ハミング付きデモ音源(WAVE形式)
歌唱旋律なしカラオケデモ音源(WAVE形式)
総譜(pdf形式)A4×37頁
キーボード譜(pdf形式)A4×12頁
歌唱旋律のみパート譜(pdf形式)A4×6頁

Studio RAI 令和7年5月11日